こんにちは!!北海道産青森県民のMitchionです!!
今日から大学入学共通テストですが、私はこの受験を超えて青森県民という肩書を獲得したといっても過言ではありません。
ここで失敗していたら今頃弘前大学にいないのはもちろんのこと、こうして記事を書いていないわけです。
受験を超えてくるということはいま改めて振り返っても鮮明に思い出せるほどの過酷さが伴っています。
これは受験をしてきた人ならだれでも実感することではないでしょうか?
そんな過酷な茨の道だからこそ、メンタルをリセットする場所や趣味は絶対に確保しておかなければいけません。
こう語っているということは当然受験生の私を支えた思い出の場所がいくつもあります。
これから不定期でそんな場所を取り上げていきたいと思います。
今回は昨年8月末に惜しまれつつも閉館となった札幌駅前の商業施設「ESTA」です。
ここは閉館のタイミングでこのぶろぐあおもるに投稿するつもりで夏に書いた下書きが残っていましたのでその時の私が何を思い何を書いていたのか自分でもかみしめながら見ていこうと思います。
それでは拙い文章ですが、しばし私のブログにお付き合いください。
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夏休みに入って私の大学の友達も帰省する時期になってきましたが、私は8月中はほとんどずっと青森にくぎ付けの生活です。
とは言ってもこの間東北縦断地獄旅なる旅をしてましたが(これ私のnoteで書いてます)、いよいよ私にも帰省するときがやってきました。
とはいえ今回の帰省は1週間、9月の頭に大学の実験に参加することになっているのでそれまでに帰らなくてはいけません。
ちなみにこの実験が終わればまた帰省する予定です。
なんでこんな帰省するんだよ?!?!って話ですが、これには私の大事な青春の場所がかかわっています。
我が地元北海道札幌市にはエスタと呼ばれる商業施設があるんですけど、札幌市中心部の再開発や北海道新幹線延伸工事の影響もあって2023年8月で営業を終了してしまうんです。
大学で写真部に所属するほど写真を趣味にしている私はよくビックカメラでフィルムの現像したし、ロフトで変わり種文房具を探したり、らーめん共和国でよく胃を満たしていたりなんていろいろ思い出があるわけですが、そんな中でも特に思い入れがあるのが屋上です。
私は浪人していたので予備校に通っていました。私は札幌の郊外の住宅街から予備校がある中心部へと毎日電車通学していましたが、そんな私のオアシスだったのがこのエスタの屋上です。
昼休みよくここで何も考えずぼーっとしたり、英単語の勉強をしたり、思ってることをスマホのメモ帳に書きなぐったり、、、いろいろ思い出が詰まった場所です。
おそらく普通の受験生じゃ味わえなかったであろう時間と場所を提供してくれたのが「昼休みのエスタの屋上」です。
特別ここで何かをした思い出があるかと言われたらありません。
でも、だからこそ心の支えであり特別な場所なんです。
青空の下、何もしないことが唯一許された場所であり、今考えると何とも贅沢な時間をくれた場所だったと思います。
こここそが私を、「北海道産青森県民」たらしめる根本にある場所であり、源流です。
そんなエスタが、青春の思い出が一つ消えていってしまいます。
だから最後にエスタにもう一回行きたいということが今回の帰省の最大の目的です。
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最後の1日についに飛び込みます。
もう最後ということで、どの店も在庫一掃セールといった感じでもう売り場にはほとんど商品が残っていません。
それでも誰一人店内から出ようとする客はいません。
みんなそれぞれエスタの思い出をもってここに来た人たちです。
各々が持っているエスタの記憶を答え合わせをするかのように売り切れた商品棚を見つめています。
思い出の店でいろいろ買い込んでやろうと意気込んでいってみましたが、結局全然買えませんでした。
そして店内を一通り見て回って閉店の時間です。
いよいよ最後のセレモニーです。
札幌駅前を長らく照らしてきたESTAのロゴから電気が消えます。
この瞬間青春の場所は一生封印され、ついにエスタが「懐かしの場所」になってしまいました。
おそらく浪人しなければ思い出の場所にはならなかったであろうエスタですが、ここでの何気ない昼休みがあったから私は今こうして最高に充実した青森県民をやっているわけです。
札幌はいま2030年度に開通を目指す北海道新幹線の延伸を見据えて再開発が行われています。
札幌駅周辺はもちろんのこと、大通りにすすきのまで帰省の度に私が知る札幌は形を変えています。
思い出の場所が消えていったとしても札幌は札幌、私の地元であるという紛うことなき事実は変わりません。
やはり19年を過ごしてきた場所はいつまでたっても愛着があります。
これが何年もたった後、青森に対してもこう思えるようになれたらいいなあなんて思ったところで今回は締めたいと思います。
尾籠な駄文でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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